カードにおけるトランプとタロットとの関係性
米国の大統領が毎日のように世間や世界を騒がせておりますが、今日はそっちではなくカードについての話をしてみたいと思います。カードにおけるトランプについてです。
自分も子供の頃はババ抜き、神経衰弱、七並べ、ポーカーなど家族や友達とよく遊びましたし、またPCにおいてはソリティアなどもよくやっていました。
カードをシャッフルするワザ?もありますよね。カードを半分ずつ左右の手に取って、バラララって交互に重ねて大仏の手でシュルルルってするやつです。(伝わりますか?笑)
そんなトランプですが全部で54枚、内訳は4種類のマーク毎にA(エース),2~10,J(ジャック),Q(クィーン),K(キング)の13枚、そしてジョーカー2枚という構成になりますが、これ実はタロットカードの小アルカナ(56枚)というものがベースになっていますので、今回その関係性について共通点や違いなどをご紹介させて頂きます。
トランプとタロットのシンボルの対応について
まずは4種類のシンボル(マーク)につきまして、トランプではクローバー、ダイヤ、スペード、ハートがありますが、タロット(小アルカナ)ではそれぞれワンド、ペンタクル、ソード、カップが対応します。

更に参考として占星術的にも対比しますが、それぞれ火、地、風、水のエレメントが対応し、火と風は男性宮、地と水は女性宮と区分されます。
ここでトランプに戻りますが、男性宮であるクローバーとスペードは黒色、女性宮であるダイヤとハートは赤色になっています。
トランプの黒と赤の色分けは、ここから来ている訳ですね。
トランプとタロットのナンバー構成について
次に4種類のシンボル毎のナンバー構成ですが、表の通りほぼ一緒です。

違いとしてはJのジャックに当たる部分がタロットではペイジ(見習い兵士)とナイト(騎士)の二段になっていること。
またカード全体においてですが、ジョーカーに当たる部分、これは大アルカナのカードになりますが、愚者のカードに相当すると言われています。
ちなみに愚者(Fool)は字面的にはいい感じがしないかも知れませんが、タロットとしては生まれる瞬間の、恐れを知らない、希望に満ち溢れたカードでありますので、とても良いカードだと思います。

まとめ
以上トランプとタロットの比較を行ってみましたが、共通点や違いが少しでも分かり、興味を持って頂けると幸いです。
またトランプと構成が似ているという事を知っていれば、タロットの小アルカナを学ぶ上で理解の助けになるという想いもあり今回比較を行っています。
小アルカナや大アルカナの概要については以下のウェイト版タロットの解説の記事でも少し触れていますので、こちらも併せてご確認頂ければと思います。