はじめに
今回は数秘術について、運命数という概念についてご紹介したいと思います。運命数は個人の基本的な性格や性質を表すものとして参考にする事ができますが、それによって仕事との関わり方にも影響します。以下私の2つのエピソードも交えながらその事について解説して行きたいと思います。
◇ 掃除している傍から汚される報われない努力
学生時代、大学2年の頃だったと思います。穏やかで広大な自然環境の中で生活するのが理想にあり、夏休みを利用して北海道に酪農のインターンシップに行ったことがありました。
就農先には午後入りで到着し、早速牛舎の仕事へ。地面に敷いてある藁の清掃や交換です。くわを持って古い藁を集め、リアカーに乗せる作業をしていましたが、割と几帳面な性格だったので壁の隅から藁1本残らずきれいに集めてリアカーに乗せて、自己満足を感じながらかなりしっかりと清掃をしていました。

ただ人がせっかくきれいにしている傍から、ウシくんたちはそれを尻目に香わしいものをボトボト落としてくれる訳なんです。仕方ないなと思いながらそれもくわでかき集めてきれいにしていくのですが、するとまた別の方が落としていってくれるんです。当時は割り切る事を知らなかったのでこの動作が永遠に続き、まるで無限地獄。(笑)
貴重な夏休みに一体何をやっているんだろうと思えてしまい、結局一晩でそこを去ることになりました。
◇ 店長の価値観について行けなかったお皿洗い
一方でもう一つのエピソード、同じぐらいの頃に飲食店でバイトをしていた事がありまして、お皿洗いをきっちり丁寧に心をこめて行っていました。

すると店長の女性の方がお皿洗いにそんなに時間を掛けるんじゃないと、こうやってスポンジでお皿を一周円を描くだけでいいんだとぐるっとやって見せられましたが、それを見てドン引きし、3日でその飲食店を辞めました。
数秘から見る自分の性格(性質)と、仕事との相性について
以上2つのエピソードを挙げてみましたが、このように人の性質によっては仕事などでも向かないものがあります。
では自分がどのような性格、性質、才能、資質を持っているのか、それを知るために数秘術というものがあります。そして数秘術の中でも運命数というものがありまして、これは一生における人生のテーマを表すいわばパーソナルナンバー。私の場合は運命数が4になるのですが、4というのは秩序的、地道、丁寧など、そのようなイメージのタイプになります。
ちなみに私はAB型でもあるのですが、当時AB型は几帳面という一般的に言われる”型”がありまして、そのような社会的洗脳と自己暗示で自分はそういう性質だしそうあるべきなんだという思い込みやブロックが拍車を掛け、いわゆるガッチガチだったと思います。(今はユルユルですが(笑))
ですので私の場合4というエネルギーを人生の基本テーマとして持ってきているため、そのエネルギーを乱されるような仕事や状況にストレスを感じるんだなと考察しています。上記のエピソードでも、ちゃんとしたいが故に逆に向かない仕事だった訳ですね。そのように自分を知るための一つのツールとして、数秘や運命数がある事を知っておいても面白いかも知れません。
運命数の出し方、および性質例について
なおその運命数の出し方は、西暦での生年月日の8桁の数字を全て足し、結果が1桁になったらその数字で終わり、2桁になったら更にそれらを足して1桁になった数字が運命数になります。但し、2桁でも11と22(マスターナンバー)になればそこで終わります。(流派によっては33、44、55ぐらいまであるようです。)
(算出例)
2025年7月31日生まれの場合、2+0+2+5+0+7+3+1=20、2+0=2 ⇒ 運命数2
(性質例)
運命数1:リーダー性、2:献身的、3:創造性、4:秩序的、5:好奇心、6:調和、7:探究、8:プライド、9:精神性、11:マルチ性、22:カリスマ性
※数字が表す性質については下記の記事でも解説していますので併せてご参照下さい。
まとめ
以上運命数は数秘術の中でも一番押さえておきたいポイントとして今回ご紹介させて頂きましたが、自分を知ることの一つの参考になれば幸いに思います。
また数秘術も運命数だけでなく他にも色々と視ることができますので、また別途お伝えして行ければと思います。