太陽が乙女座通過すると一年のハーフタイムへ
少し早いですが、今週末の8月23日に太陽が乙女座入りをしていきます。下の図は以前ライオンズゲートの話の時にも出しましたが、西洋占星術的には太陽が牡羊座入りする春分点が一年の始まりで、そこから太陽が反時計周りに魚座へ向かって各星座を移動していきます。今回の乙女座というのは星座のスタートである牡羊座から数えて6番目の星座になりますので、前半も早いもので残す所あと一か月という事になりました。

<参考> 4つの新年について
先程「西洋占星術的には太陽が牡羊座入りする春分点が一年の始まり」と言いましたが、関連して一年のスタートという観点で言うと以下のように大きく4つのポイントがあると言われています。
・元旦:一般的な新年(集合意識の新年)
・立春:東洋占星術における新年
・春分:西洋占星術における新年(宇宙元旦)
・誕生日:各個人の新年(運勢の切り替わりポイント)
一般的には元旦が一年のスタートなので、6月末で前半が終わって7月から既に後半が始まっているというのが普通の感覚だと思いますが、今回は星読みのお話ですので春分が起点になり、次の秋分をもって一年の中間地点という事になります。どちらかと言えば学校の行事や会社の決算時期などの年度をイメージした方が分かりやすいかも知れませんね。
乙女座は前半の振り返り期間
そのように牡羊座から乙女座までの6か月を経てきた中で、西洋占星術的にはこれまでの前半と天秤座から魚座までの後半でフェーズが異なり、前半が「個や身内を通した成長」、後半が「人や社会を通した成長」を表します。
従って乙女座は後半へ入っていくための前半の振り返りや内省をする期間として過ごすのが適切と言えますが、その振り返りの参考として先程言ったように学校をイメージした方が分かりやすいと思いますので、これまでの前半についての各星座の特徴を、せっかくですので学校の行事になぞらえて見て行きたいと思います。
♈ 牡羊座
新学年を迎えた子供たちはドキドキワクワク。半分ソワソワもしながら新しい友達と仲良くなっていきます。
♉ 牡牛座
ゴールデンウィークも明けてクラスにも馴染み落ち着いてきた頃。体と五感を使ってマインドフルネスに楽しみます。
♊ 双子座
クラスや友達にもすっかり慣れ、興味を持って学んだり、色んな友達としゃべったり遊んだり、めいっぱいに楽しみます。
♋ 蟹座
本格的に梅雨入りして外で遊べなくはなりますが、雨降って地固まり、読書で心を育むと共に自分の才能を伸ばしていきます。
♌ 獅子座
梅雨も明け、遊びで一気に発散します。夏休みには花火や祭りなど、衝動のままに楽しみます。
♍ 乙女座
夏休みも気が付けば後半、宿題で我に返ります。また乱れた生活も襟を正し、規律ある新学期の生活へと戻ります。
まとめ
学校の行事になぞらえた通り、乙女座は現実的な星座でもありますので、ここで一旦これまでを振り返り、地に足を付け直して次の天秤座からの後半戦へと臨んでいく、帯を締め直すような期間と言ってもいいかも知れません。
なおタロットにおいて乙女座に対応するのは「9. 隠者/HERMIT」のカード(左)になりますが、これも過去の振り返りや内省・内観などを象徴していますので紹介しておきます。
ちなみにこの隠者のカード、乙女座に対応と言いながら乙女はどこ行ったの?と思いますが、一つ前の獅子座に対応する「8. 力/STRENGTH」のカード(右)で獅子と一緒に共演していますので安心して下さい(笑)
一年の後半へと繋がる有意義な期間となりますように。

(参考)関連記事
学校の行事になぞらえた天秤座以降の後半星座の特徴についてはこちらに記載しましたので併せてご参照下さい。