はじめに
先日は数秘術の運命数が個人の人生における基本的な性格や性質を表すものとして紹介をしましたが(その時の記事はこちら)、今回は運命数に限らず数字が表す数秘の基本的な意味について解説し、この概念が運命数だけでなく他にも応用が利くことをお伝えしたいと思います。
数字は固有の性質を表すエネルギー
この世の中には基本的に0~9までとその組み合わせで数字が存在しています。その中で数秘術においてはそれぞれの数字というのは固有の性質を表すエネルギーのこと。つまり言い換えると「数字はエネルギーであり、1から9の数字それぞれが固有の性質を持つ」という事になります。

なお0については無であると同時に無限を表すなど、固有としての性質を持たないため、数秘術では扱わないと考えても基本差し支えなくノーカウントとして扱います。(但し流派にもよります。)
ちなみにこの「0が無であると同時に無限を表す」というのは、数学で言うと分数で0が分子に来ると0に、分母に来ると無限∞になる事を思い出してもらうと分かりやすいかも知れませんね。そのようなイメージですが、取り敢えず0は数秘術では基本カウントしませんのでそのように補足をしておきます。
数字が持つ性質を象徴するワードについて
その上でエネルギーとしての数字がそれぞれどのような性質を表すのか、その象徴されるワードについて以下にまとめてみたいと思います。
◇ 1~9
「1」リーダーシップ、行動力、始まり、直感、男性性、自立性
「2」献身的、受容性、知性、女性性、協調、繊細、共感性
「3」創造性、社交性、遊び、楽しさ、表現、伝達
「4」秩序的、安定性、現実的、形式、信頼、忍耐、実直
「5」好奇心、自発的、衝動的、願望、欲望、自由、変化
「6」調和、バランス、優しさ、愛、美的、献身性
「7」探究、洞察、孤高、神秘、変革、変容
「8」プライド、現実、社会、目標、野心、実現、実行力
「9」精神性、共感性、受容、寛大、感性、芸術、理想、空想、創造性
◇ 11、22(マスターナンバー)
11と22のゾロ目は数秘でマスターナンバーと言われ、若干特異的な性質を持ちます。(なお流派により33、44、55ぐらいまであるようです。)
「11」マルチ、多才性、俯瞰性、高アンテナ、貢献性、共感力
※11のエネルギーの他、1と2のエネルギーも持ち合わせます。(11⇒1+1⇒2)
「22」カリスマ性、社交、交流、影響力、直感、実行力
※22のエネルギーの他、2と4のエネルギーも持ち合わせます。(22⇒2+2⇒4)

これらの数字が持つ性質を「運命数」に当てはめてみると?
ここまでは数字が持つ固有の性質についてのイメージをお伝えしてきましたが、例えば運命数にこれらを当てはめることで自身の基本的性格を知ることができます。なお運命数とは個人の人生全体を通した基本テーマを表す数字の事ですが、これは別の記事でも解説していますので詳しくはこちらを参照下さい。
私の場合は運命数が「4」になりますので、ワードのイメージからしても割と現実的で物事を整えたいタイプと言えます。また私の小学生のボーイは運命数が「9」ですが、感性や創造性が優位である事など色々鑑みても、他の数字ではなく「9」が一番はまっているなと感じます。皆さんにおいても運命数を計算してみて、上記のイメージとご自身の性格を照らし合わせてみてはいかがでしょうか。
「過去数」と「未来数」について
このような数字が持つ性質というものは、運命数だけでなく様々なものに適用できます。例えば運命数とよくセットで用いられるのが過去数と未来数。過去数は持って生まれた性質で、幼少期や十代など人生の前半に色濃く出る性質。また未来数は人生の後半(大抵40代以降)から現れてくる性質を表します。なお出し方については過去数は生年月日yyyymmddに対するddの各桁を、未来数はmmddの各桁を足し算し、最後一桁になるまで各桁を足して算出します。(但し11、22のマスターナンバーが出ればそこで終わります。)
まとめ
いかがでしたでしょうか?数秘術の概念はこのような過去数や未来数にも当てはめることができますし、自身の性質だけでなく運勢を視る時にも使われたり、タロットカードやオラクルカードの啓示などにも使用されます。そのためこの概念の適用範囲はとても広く、知っておくと大変便利だと思います。この数字の意味は?と思った際には本文を思い出し、読み返して貰えると幸甚に思います。
(参考)関連記事
運命数と自身の性格や性質との関連についてはこちらの記事でも解説していますので併せてご参照下さい。